いまだにその気分は有効だ!! 70年代の夜明けにぴったりの印象が いまだに残る大傑作。 そうボブ・ディランのバックとかいう話だけではなく、 このバンドのすごさがいまだに有効なのだ。 マニアックな人やボブのファンは当然知っていたに 違いないバンドであり、アメリカンロックののめりこんで いた人には、もうその存在が別格だったはずだ。 そんな彼らのデビュー作がこれ 「MUSIC FROM BIG PINK」 曲の水準の高さは当然のことながら、 気が付くと感情を完全に抑え込まれてしまっている 不思議な感覚にいまだに、どこかにさまよいこんだ のでだろうか?的、不思議の国のアリス的気分に させられる作品だ。とにかく一音一音がすべて 説得力の塊、常に何かを囁き続けているのだ。 こんな気分にさせられることはまずはないはずだ。 ジャケットの世界がそのまま目の前に現れて 一緒に生きていく、そう一体感という言葉があるが、 この作品こそがその言葉と完全一致する作品は 他にはまずないだろう。言葉を伝えることの難しさは 誰もが経験すること。そしてその壁を乗り越えるための 永遠に続く努力、そういったことの表現がすべて この作品で完全に乗り越えていくことができる という気持ちにさせてくれるだけでも ほんとにすごいことだ。かつ年齢を重ねるにつれて ますますその重さと価値がわかり、この作品を聞く度に 人間の無力さ、そう常に前を見てひとりで生きている のではないのだということを自覚させてくれる。 BIG PINKはきっと理想郷に違いない。 そこにはITもなければ宇宙も存在しない。 人間の楽しさ、美しさ、心の偉大さがあるのだろう。 理想郷・・・・それがBIG PINK だとすれば そう,この作品は理想郷からの手紙なのだろう。 いつまでも聞き続けたい作品、それがこれだ!! MUSIC FROM BIG PINK 理想は永遠に大事だ!! |
1968 | MUSIC FROM BIG PINK | ||
1969 |
THE BAND | ||
1970 | STAGE FRIGHT | ||
1971 | CAHOOTS | ||
1972 | ROCK OF AGES | ||
1973 | MOONDOG MATINEE | ||
1975 | NORTHEN LIGHTS-SOUTHERM CROSS | ||
1977 | ISLAND | ||
1979 | THE LAST WALTZ |